子供 基金

一度、呼吸器をつけてしまうと、家族の希望で簡単に外す事は出来ない・・・。助かる見込みのない治療の辛さ。

病院に入院する時などに、ドクターからのムンテラで、延命措置を希望するかどうか確認される時があります。
これには、人口呼吸器を使うかどうかの選択も含まれているんですよね。
ほとんどの方は、人口呼吸器を付ければ、長生きする事ができると思っていますよね。
でも、人口呼吸器を付けるという事は、そんなに簡単な事ではないんですよ。

 

人口呼吸器を付けてしまうと、自分の意思で外す事はできないんです。
人工呼吸器が必要な状態というのは、つまり、話す事もできないし、身体を動かす事もできない、
何かを訴える事もできない、そんな状態ですよね。
自分の意思で何かをする事はできなくて、呼吸器によって生かされているといった状態なんです。
一度、人口呼吸器を付けるという選択をしたら、心臓が止まるまで呼吸器を外す事ができないんです。
もし、生きる事が辛くなったとしても、生かされているという状態を止める事ができないんですよね。

 

例えば、一時的に人口呼吸器が必要で、その後に、自分で呼吸ができるという見通しがある患者さんであれば、
呼吸器を付けるという意味は充分にあると思いますよ。
でも、自分で呼吸ができるようになるという見通しが全くなくて、とりあえず生命を維持している、
といった状態が続くのは、何だか辛く感じます。
人工呼吸器によって、取りあえず生命が維持できている状態だとしても、寝たきりですから、
身体の機能はどんどん低下して、いろいろな支障が出てきますよね。
特に、若い患者さんの場合は、人口呼吸器を希望する方が多いんですけど、先の事を考えると、
簡単に選択する事は出来ない気がしますよね。
人口呼吸器は確かに生命を維持する事ができますが、助かる見込みがない場合は、辛い思いをするかもしれません。