子供 基金

延命治療の選択。自分や家族に延命治療の有無を問われたらどうしますか?希望のない延命治療で苦しんでいる方も多いですよね・・・。

医学の進歩というのは、実に目覚ましいものです。
昔は、食事が摂れなくなったり、心臓や脳に問題があった場合には、何もするすべがなく、
生きるという選択をする事はできませんでした。
しかし、医学が進歩した現在では、食事が摂れなくなれば経管栄養をする事ができます。
心臓に問題があれば、ペースメーカーがあります。
それに、脳死になった状態でも、生かしておく事ができます。

 

家族がそのような状態になった時、少しでも長生きして欲しいと多くの方が思っています。
たとえ、いろいろな機械が繋がれている状態でも、言葉を喋る事ができなくても、
生きていて欲しいと思う方が沢山います。
でも、それが患者さん本人にとって幸せな事なのか、悩んでしまう時があります。
生きるというのは、自分の意思を持って生活する事だと思うんです。
好きな物を食べて、好きな洋服を着て、好きな事をして、それが生きる事だと思いませんか?
でも、生かされるという事は、全く違うんです。
自分の意思で何かできるわけでもなく、呼吸させられている、栄養を与えられている、といった状態です。

 

延命措置の有無を問われた時、ほとんどの家族は、たとえ生かされている状態でも、生きていて欲しいと願います。
でも、病気に蝕まれている身体で、元の生活に戻れるという希望は全くありません。
それが患者さんが望んでいる事なんでしょうか?
もし私がそのような状態になったら、延命措置をして貰いたいとは思いません。
自分のチカラで生きる事ができなくなったら、それは寿命と考えるしかありません。
でも、家族の場合は、どんな状況であっても希望を失いたくないと思っています。
医療が進歩した現代だからこそ、このような悩みが出てくるのだと思います。